私たちにできること

 私たちにできること

ドラッグラグ解消と膵臓がん研究・医療体制への支援

. 膵臓がん研究への支援がなぜ必要なのか

この半世紀の間、治るのが難しいとされていた多くの病気が、多くの努力により研究・治療法が進み、その難しさを克服して予後のよい病気になってきました。一方で、予後が改善されず、世の中から取り残されてしまった病気もあります。膵臓(すいぞう)がんです。

身体の奥深く、背中に近い位置にあるというだけでなく、特殊な構造を持つために、研究者にも苦慮させる 「その解明が難しさ」ももつがんです。

このがんの克服には、膵臓がん研究の加速が必要です。

関係者にならなければわからない 「膵臓がんの現状」 を知らせ、そのための 「研究促進が必要」 であることを伝えることが大切です

 

アメリカの資料からー「より多くの予算」は NAD p2 1

 患者の「より長い生存率」をもたらす 

の予算は、本当に、がん患者の生存率に関係するのでしょうか。

右図は、「NIHNCIの予算」 と 「5年生存率の変化」の推移を示したグラフです(2019年パンキャン米国本部)。

 米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、日本の厚生労働省にあたる米国保健福祉省(HHS)の一部であり、米国国立がん研究所National Cancer Institute:NCI)はNIHの中の一部門にあたります。NCIの予算はこの20年で6152円に増額され、膵臓がん研究予算2017190円です。

膵臓がんは世界でも同様に5年生存率のきわめて低い「難治性がん」ですが、国家規模のこうした予算増額により、生存率が急速に改善することが、米国の例でも示されています。

■膵臓がんの研究と医療について、その対応や予算増額を訴える 

膵臓は 「沈黙の臓器」といわれ、病気が進行するまで症状がほとんどなく、気がついたときには 他の臓器にも転移して状態で診断される方が多くおられます。膵臓がんになった方のほとんどは、がんとわかってから、病気を調べ、その生存率の低さに驚き、あまりよくわからない状態で治療をスタートします。

2013年、2014年、2015年、2018年、2019年と新薬が承認されて、膵臓がんの抗がん剤も少しずつ増えてきましたが、他のがんと比べ、まだ数が少なく、治療法やその選択に悩む方も多くおられます。

過去数十年も同じ状況を続ける膵臓がんの環境を変えていくことが大切です。

「膵臓がんだから仕方がない」、とあきらめていた状況を改善していくことが必要です。

 

2. 膵臓がんの医療環境を変えるため

■私たちができること

 1つめは 「膵臓がん生存率向上のための施策への署名」

膵臓がん生存率向上のために必要な施策は1つではありません、重なり合った問題から抽出した必要な施策について、ぜひ署名をお願いいたします。

この施策は、膵臓がんの患者さん、ご家族のためだけでなく、研究を進める膵臓がんの研究者、臨床現場で治療を進める医師や医療者への支援につながります。

■署名は無駄にはならない

 

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膵臓がんを体験している患者さんやご家族、そして遺族の方々だからこそ判ることがあります。

左図は、膵臓がんのドラッグラグの推移です。米国FDA承認から5~6年かかっていた時間の差(ドラッグラグ)は、現在はより早い承認につながり、「今治療を続ける患者さん」の手元に平均2年弱で届くようになってきました。

目標は、ドラッグラグ 0年です。

膵臓がんに対してFDA承認された治療薬を迅速に日本の患者さんに届ける体制の構築が必要です。

ぜひ医療への後押しをお願いいたします。

 

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ボタンをクリックすると、Webの署名フォームに

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署名用紙をダウンロードの上、お使いください。

送付が必要です 送料等はご負担ください

 

 

. 膵臓がん診療ガイドラインへの資金支援

■医療者の治療の指針となる「膵癌診療ガイドライン」

  改訂は3年に1回、予算不足で医療者は手弁当で作成

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診療ガイドラインは「医療現場において適切な診断と治療を補助することを目的として、病気の予防・診断・治療・予後予測など診療の根拠や手順についての最新の情報を専門家の手で分かりやすくまとめた指針」で、医療現場での治療の指針となるものです。

膵臓がんでは 「膵癌診療ガイドライン」として、日本膵臓学会で3年に1度の改訂が行われています。

激変している医療環境の中で、ガイドラインはできれば毎年、新薬が承認されるごとに改訂されることが理想的です。米国では、膵臓がんでも徐々に新しい治療薬が承認されるようになってきているため、NCCNガイドラインは頻繁に改訂されるようになってきました。米国ではここ3年間で4剤の新薬が承認され、さらにがん遺伝子パネル検査(F1CDx、MSKImpact)も承認されたことから、毎年数回は改訂されています。

 

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こちらでのご支援は、

の指定された基金へ寄付されます。

 

 

 日付      寄付  寄付額     お名前   いただいたメッセージ   
 
 2020年3月     
 全般                 
 
¥10,000  
 
 野口千秋       
 こんにちは、スタッフ皆様の日頃のご活動に感謝いたします。僅少ですが寄付させて頂きます。
 2020年3月

 膵癌撲滅基金

(パンキャン賞)   

¥10,000 

 H.Y. 

 

 2020年3月

 膵癌撲滅基金

(パンキャン賞) 

 ¥10,000 
 栗原きよみ    わずかばかりではありますが今、自分ができる範囲で 協力させていただきます。今 騒がれてるコロナ問題の糸口に膵臓がんの薬が効くとニュースでみました。膵臓がんが治る病気になります様に。
 2020年4月  

 ゲノム医療推進基金    

 ¥10,000  蝦名 章     私は、膵臓がんの手術を受けてから5年が経過しました。(今、姉が肺がんと診断されました。)膵臓がんの患者さんのために、少額ですが、寄附させていただきます。

 

 

 

 

 

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